株価指数先物【昼】 ボリンジャー-3σ接近で売られ過ぎを意識
日経225先物は11時30分時点、前日比280円安の3万1450円(-0.88%)前後で推移。寄り付きは3万1600円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万1690円)を下回る形で、売りが先行して始まった。寄り付き直後に付けた3万1630円を高値にショートの動きが強まるなか、中盤にかけて3万1280円まで下げ幅を広げる場面も見られた。終盤にかけてはショートカバーが入り、3万1450円辺りまで下落幅を縮めた。
日経225先物は、売り一巡後に3万1400円辺りで下げ渋る動きも見られたが、香港ハンセン指数が年初来安値を更新するなか、中国の景気悪化への懸念が重荷となった。その後、ハンセン指数が下げ幅を縮めてきたことから、日経225先物についてもショートカバーに向かわせたようだ。また、ボリンジャーバンドの-2σ(3万1600円)を割り込み、-3σ(3万1170円)水準に接近したことから、売られ過ぎが意識されてきた。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.04倍に低下した。前日の安値水準での推移を見せており、若干ながらNTショートを巻き戻す動きが意識されやすい。
株探ニュース