話題株ピックアップ【夕刊】(3):網屋、Eストアー、ダイワ通信
■網屋 <4258> 1,760円 +81 円 (+4.8%) 本日終値
網屋<4258>が大幅高。同社はネットワークやデータのセキュリティー対策を手掛け、クラウド活用のストック型ビジネスに経営の重心を置いている。企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資需要を取り込み、業績は増収増益路線をまい進している。16日取引終了後、グローバルセキュリティエキスパート<4417>とログに基づくセキュリティー対策強化やエンジニア向けセキュリティートレーニング講座の提供で業務提携することを発表、これを材料視する形で投資資金が流入した。
■Eストアー <4304> 1,345円 +38 円 (+2.9%) 本日終値
Eストアー<4304>が3日続伸。午後1時ごろ、ECカート「Eストアーショップサーブ」において、台湾企業が提供するRosetta AI(ロゼッタ・エーアイ)への接続機能を日本で初めて導入すると発表。これが材料視されたようだ。ロゼッタ・エーアイは、ファッションとライフスタイル分野に特化したパーソナライゼーションプラットフォーム。ビジュアルAIで商品の画像を解析して細かな特徴を理解すると同時に、サイト上での顧客の反応や行動を観察し、顧客の好みを理解して商品のレコメンドを行うという。
■ダイワ通信 <7116> 1,606円 +45 円 (+2.9%) 本日終値
ダイワ通信<7116>が4日ぶり反発。16日の取引終了後、プールで溺れた人を顔認証とAIで検知するシステムの開発に着手すると発表。夏休みシーズンで水の事故の頻発が警戒されるなかにあって、今後の事業展開を期待した買いが入ったようだ。会員制フィットネスクラブを運営するエイム(石川県金沢市)と共同で開発する。防犯カメラ・顔認証端末とAI画像解析システムを組み合わせ、安全にプールを利用できる環境づくりを目指す。
■メディシノバ・インク <4875> 343円 +9 円 (+2.7%) 本日終値
メディシノバ・インク<4875>が4日ぶりに反発した。17日、欧州特許庁から「MN─166(イブジラスト)」による進行型多発性硬化症(進行型MS)に伴う黄斑損傷を適応として出願中の特許に関し、承認通知を受領したと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。今回の特許は眼科領域での神経変性疾患・神経障害・神経損傷の治療法に対するもので、特に進行型MSに伴う黄斑損傷の治療を対象とする。承認を受けた特許は少なくとも2039年10月までカバーするとしている。
■アール・エス・シー <4664> 706円 +14 円 (+2.0%) 本日終値
アール・エス・シー<4664>が3日ぶり反発。16日の取引終了後、AI警備システム開発のアジラ(東京都町田市)と業務提携すると発表。アジラが手掛けるAI警備システム「AI Security asilla」を、RSCが運用管理する施設などに導入を進めていくという。
■日本情報クリエイト <4054> 875円 +15 円 (+1.7%) 本日終値
日本情報クリエイト<4054>は反発。16日の取引終了後、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のデータマーケットプレイス「AWS Data Exchange」を通じ、賃貸住宅の賃料や空室率に関する指標を有料コンテンツとして提供することを決めたと発表した。今後の事業へのポジティブな影響を期待した買いが入ったようだ。AWS Data Exchangeは世界のさまざまなデータプロバイダーから提供されるデータセットにアクセスできるサービス。今回提供するのは「クリエイト賃貸住宅インデックス(CRIX)」で、全国各地域の賃貸住宅の賃料と空室率の推移を時系列で把握、比較することが可能になる。同サービスを通じて有料コンテンツを提供する事例は、同社で2例目になるという。
■ジェイフロンティア <2934> 4,650円 +50 円 (+1.1%) 本日終値
ジェイフロンティア<2934>が堅調。17日、オンライン診療・服薬指導・処方薬配送アプリ「SOKUYAKU」について、ウェブブラウザ版の提供開始を発表し、材料視されたようだ。スマートフォンを持たないユーザーもアプリを利用できるようになる。家族アカウント機能を活用することで、遠方に住む家族のために診療予約などをすることも可能という。
■スターマイカ <2975> 587円 +6 円 (+1.0%) 本日終値
スター・マイカ・ホールディングス<2975>がしっかり。17日、取得総数18万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.5%)、取得総額1億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。取得期間は8月17日から2024年3月31日までとする。
■アイサンテクノロジー <4667> 1,894円 +12 円 (+0.6%) 本日終値
アイサンテクノロジー<4667>は朝高後に売られる展開となったが、後場に持ち直した。この日、岩手県陸前高田市の委託を受けて、同社やKDDI<9433>を含む企業・団体が高田松原津波復興祈念公園及びその周辺市街地における自動運転走行実験を開始すると発表。これを手掛かり視した買いが株価を下支えした。これまで同公園及びその周辺施設間において、自動運転サービスの活用による地域課題の解決を目指してきた。今年は市内の生活路線などに展開。25年度の本格運行開始を目指す。
■総医研ホールディングス <2385> 245円 -40 円 (-14.0%) 本日終値
総医研ホールディングス<2385>は大きく売られ年初来安値更新。16日の取引終了後、前期決算とあわせ今24年6月期業績予想を発表。売上高を前期比15.6%減の68億2000万円、営業利益を同61.4%減の2億8000万円とし、前期に続き減収減益となる見通しを示したことが嫌気された。顧客の在庫調整の影響継続により、主力の化粧品事業で大幅な減収減益を見込む。もう一つの主力事業である健康補助食品事業は積極的な広告宣伝や新商品の投入など、各種施策に取り組み増収増益を目指す。同時に発表した23年6月期決算は、売上高が前の期比13.6%減の80億7900万円、営業利益が同40.0%減の7億2500万円だった。
●ストップ高銘柄
アマナ <2402> 351円 +80 円 (+29.5%) ストップ高 本日終値
Pアンチエイ <4934> 1,733円 +300 円 (+20.9%) ストップ高 本日終値
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
ピクセラ <6731> 1円 -1 円 (-50.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース