注目銘柄ダイジェスト(前場):エーバランス、ノバレーゼ、JDSCなど

市況
2023年8月18日 12時04分

ノバレーゼ<9160>:386円(+29円)

大幅反発。前日に決算説明会が開催されているもよう。14日に上半期決算を発表し、大幅減益決算が嫌気されてその後の株価は急落する状況になっていたが、説明会を受けて見直しの動きが進んでいるもよう。とりわけ、23年12月末を基準日として株主優待制度を導入予定としており、材料視されているもようだ。新規開業施設の本格稼働や単価アップ、一般飲食の販促強化などで通期増収増益を目指すともしている。

T&KTOKA<4636>:1361円 カ -

ストップ高買い気配。投資会社ベインキャピタル系のBCA-74が全株式の取得を目的としてTOBを実施すると発表している。同社ではTOBに対する賛同の意見を表明している。TOB価格は1400円で前日終値に対して32%のプレミアムとなっており、TOB価格にサヤ寄せを目指す動きとなっている。24年1月上旬をめどにTOBの開始が計画されているもよう。

クラレ<3405>:1530.5円(+43.5円)

反発。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も1460円から1880円に引き上げている。中核事業のビニルアセテートが堅調推移見込める中、光学用ポパールフィルムの需要回復、「エパール」の安定的な利益成長も期待できるとしている。また、市場では、同社の活性炭事業の成長性を過小評価しているとも指摘。今期以降の業績予想をそれぞれコンセンサス上振れ水準に上方修正。

住友理工<5191>:971円(+52円)

大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も650円から1250円にまで引き上げている。各国拠点揃っての全社的な回復に対する確信が得られる時期が到来したと見ているもよう。増産やコスト高も落ち着いているほか、顧客による価格改定も進捗しており、収益への下方圧力が今後緩和していく見込みとしている。来期、再来期も2ケタの利益成長を見込んでいる。

エーバランス<3856>:6920円(+100円)

ストップ高。23年6月期の決算発表を8月21日に延期する予定と14日に発表していたが、前日には発表日を18日に前倒しすると発表している。決算数値の確定に時間を要していることを発表延期の要因としていたが、想定よりも早く精査が完了したもよう。決算発表延期を発表した後、短期間で株価は一時35%の下落となっていたことで、過度な警戒感後退によるリバウンドの動きが優勢に。

JDSC<4418>:893円(+150円)

ストップ高。ダイレクトメールの制作や発送代行を手掛けるメールカスタマーセンター(東京都港区)の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表している。取得株数は100株(異動後の議決権所有割合は100%)で、取得価額は約22.26億円。株式譲渡実行日は10月2日の予定。メールカスタマーセンターは700社超の顧客を有しており、子会社化でグループの顧客基盤を強化するほか、マーケティング支援機能の強化・拡充を図るという。

ヘッドウォーター<4011>:8780円(+1090円)

大幅に続伸。日本マイクロソフトが提供する「Azure OpenAI Service」を活用した生成AIプラットフォーム「SyncLect Generative AI」サービスを開始したと発表している。対話型AI「ChatGPT」単体ではできない機能課題に対する強化・拡張が可能で、ChatGPTカスタム済みの機能を提供する。顧客は業務に特化した学習を施すことができるほか、GPTモデル基盤の利用を短納期で実現し、業務効率化やサービス展開に活用できるとしている。

エーアイ<4388>:1065円(+150円)

大幅に反発。中国のiFLYTEK社と協業契約を締結し、エーアイの日本語音声合成エンジン「AITalk」の提供を開始したと発表している。iFLYTEK社は第19回世界陸上競技選手権大会のオフィシャルイベントサプライヤーで、同社が世界陸上で展開するスマートトランスレーターやスマートディクショナリーペンなどにAITalk SDK(機器組み込み向け音声合成エンジン)を協賛提供する。また、iFLYTEK社の製品・サービスでのAITalkの活用が見込まれるとしている。

《ST》

提供:フィスコ

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