豪ドル週間見通し:弱含みか、利上げ終了の可能性高まる
■下落、中国経済懸念による株安や雇用悪化を嫌気
今週の豪ドル・円は下落。中国経済の減速懸念や米国の金利先高警戒から株安になったことからリスク回避の豪ドル売り・円買いが観測された。さらに8月17日発表の豪7月失業率が上昇したことや雇用者数の減少を受けて豪ドル売り・円買いがさらに強まる展開となり、一時93円を下回った。取引レンジ:92円79銭-94円87銭。
■弱含みか、利上げ終了の可能性高まる
来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の8月理事会議事要旨では、2会合連続の政策金利据え置きをめぐり、現行の政策金利水準でインフレ率を目標に戻せるとの見解が示された。また、7月雇用統計で失業率が予想以上に上昇し、雇用者数は予想外に減少したことにより、中銀の引き締め終了の見方が強まるとみられ、豪ドル売りに振れやすい。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:91円50銭-94円50銭
《FA》