英ポンド週間見通し:下げ渋りか、インフレ持続を想定した相場展開に
■強含み、インフレ持続の思惑残る
今週のポンド・円は強含み。英国のインフレ持続を想定したポンド買い・円売りが強まり、一時186円台半ばまでポンド高が進行した。ただ、週後半は主要国の株安を嫌気したポンド売り・円買いも観測されており、ポンド高円安の進行は一服。週末前のポンド・円は主に185円台で推移した。取引レンジ:183円47銭-186円47銭。
■下げ渋りか、インフレ持続を想定した相場展開に
来週のポンド・円は下げ渋りか。英国のインフレ指標で賃金上昇圧力が強まっており、英中央銀行の引き締め継続を期待したポンド買いは続く可能性がある。製造業PMIとサービス業PMIが堅調ならポンド買いの支援材料に。ただし、日本政府による円買い介入が実施された場合、リスク選好的なポンド買い・円売りは大幅に縮小するとみられる。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・23日:8月S&Pグローバル製造業PMI(7月: 45.3)
・23日:8月S&Pグローバルサービス業PMI(7月: 51.5)
予想レンジ:183円50銭-186円50銭
《FA》