21日の株式相場見通し=方向感に欠ける展開か、値頃感の買いも上値重い
21日の東京株式市場は、方向感に欠ける展開か。前週末の米国株市場ではNYダウは小幅高となったが、ナスダック指数は下落した。NYダウは中国・不動産業界への警戒感から一時200ドルを超える下落となる場面があったが、下値には買いが入り小じっかりで取引を終えた。日経平均株価は前週末18日まで3日続落し700円強下落しており、値頃感からの買いが入ることも予想される。ただ、今週は24~26日に国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」が開催され、なかでも25日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されている。こうしたなか、様子見姿勢も強まり上値は重い可能性がある。
18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比25ドル83セント高の3万4500ドル66セントと4日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同26.156ポイント安の1万3290.776だった。
日程面では、ドイツ7月生産者物価指数と香港7月消費者物価指数が発表される。