新興市場銘柄ダイジェスト:日本情報Cは大幅に3日ぶり反発、プロジェクトCが大幅に続伸
<8938> グロームHD 1379 -104
大幅に反落。中国向けに日本の医療サービスを提供するため、国際医療診療を行う中国企業と業務提携に関する基本合意契約を締結したと発表している。提携先企業は中国の生命保険会社の日本現地医療サービスや遠隔診療サービスの総代理店で、保険契約者に日本での検診や治療、投薬などを紹介することを想定している。ただ、グローム・ホールディングス株は前日に6%も上昇しており、利益確定売りが優勢となっているようだ。
<9348> ispace 1516 +65
大幅に4日続伸。24年3月期第1四半期の決算説明会書き起こしを開示し、民間月面探査プログラムについて「顧客に販売できる重量がミッション3以降大幅に増加し、今後商業的なビジネスとして増大していく」とした上で、「来年度以降もミッション4、ミッション5を通じ売上を伸ばしていく」などと前向きな姿勢を示したことが好感されている。また、保険金37.93億円を受領したと18日に発表したことも引き続き買い材料視されている。
<6573> アジャイル 1720 +300
ストップ高。トリニティ(東京都港区)と販売代理店契約を締結し、デジタル広告での詐欺・不正行為であるアドフラウドを検出する同社の対策ツール「AdProtect」の販売を22日から開始すると発表している。アドフラウドは、デジタル広告の不正なクリックや表示で広告主に不利益を与える詐欺行為。トリニティのAdProtectは、アジャイルメディア・ネットワークのアンバサダーマーケティング事業との親和性が高いという。
<9246> プロジェクトC 2215 +164
大幅に続伸。SBIホールディングス<8473>がプロジェクトカンパニー株を上限34万5300株まで取得すると発表している。議決権比率は最大で5.94%。取得期間16日から10月16日まで。「公開買付けに準ずる行為として政令で定める買集め行為」に該当する。買付価格は開示しておらず、市場での株価の状況によっては上限まで買い付けを行わない可能性があるとしている。
<4054> 日本情報C 934 +67
大幅に3日ぶり反発。満室戦略レポート自動作成ロボ「空室対策ロボ」の販売を開始したと発表している。不動産テック事業のStudio LOC(東京都台東区)との共同開発。不動産ビッグデータとAIを駆使し、賃貸住宅ごとに異なる高度な「満室戦略レポート」をWEB上で作成できる賃貸管理会社向けの営業支援DXサービス。賃貸管理会社は、空室に困るオーナーへの提案などで管理戸数拡大につなげることが可能としている。
<9166> GENDA 2401 -87
朝高後、後場にマイナス転落。業務用ゲーム機の開発・製造・販売事業などを手掛けるアムジー(相模原市)が運営するアミューズメント施設の固定資産などを連結子会社のGENDA GiGO Entertainment(東京都港区)が取得すると発表している。取得価額は非開示。固定資産は札幌市にあるアミューズメント施設のアミューズメントマシンなどで、10月1日から「GiGO 札幌駅西口(仮称)」として新たにオープンする予定。
《ST》