ペロトンが決算受け大幅安 予想下回る見通しを示す リコール費用も見込みを大幅に上回る=米国株個別
フィットネス機器のペロトン・インタラクティブ<PTON>が大幅安。取引開始前に4-6月期決算(第4四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益の赤字は予想を上回り、EBITDAの赤字も予想以上だった。第1四半期の見通しについても、売上高とコネクテッド・フィットネスの会員数は予想を下回る見通しを示している。
同社は声明でハードウェア販売の季節的減速を指摘したほか、エクササイズバイクのシートポストのリコール費用は当初の見込みを大幅に上回る見通しも明らかにした。シートポストの交換依頼を約75万件受けており、これは予想を上回るものだったとしている。また、フリー・キャッシュフロー(FCF)の黒字は今後2四半期は期待できないとも述べた。
(4-6月・第4四半期)
・1株損益(調整後):-0.68ドル(予想:-0.43ドル)
・売上高:6.42億ドル(予想:6.42億ドル)
コネクテッド・フィットネス:2.20億ドル(予想:2.10億ドル)
サブスクリプション:4.22億ドル(予想:4.31億ドル)
・コネクテッド・フィットネス会員:308万人(予想:309万人)
・EBITDA(調整後):-3470万ドル(予想:-1950万ドル)
(7-9月・第1四半期見通し)
・売上高:5.80~6.00億ドル(予想:6.48億ドル)
・EBITDA(調整後):-1000~-2000万ドル(予想:+568万ドル)
・コネクテッド・フィットネス会員:295~296万人(予想:308万人)
(NY時間09:57)
ペロトン<PTON> 5.77(-1.22 -17.45%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美