NY株式:NYダウは184ドル高、長期金利の低下を好感(23日)

市況
2023年8月24日 7時02分

ダウ平均は184.15ドル高の34,472.98ドル、ナスダックは215.16ポイント高の13,721.03で取引を終了した。

8月製造業・サービス業の購買担当者景気指数(PMI)が予想を下回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の年内の追加利上げ観測が後退し、買いが先行。長期金利が大きく低下したことでハイテクも買われ、相場全体を押し上げた。セクター別では半導体・同製造装置やメディア・娯楽が上昇した一方で、エネルギーが下落した。

衣料品小売りのアバクロンビー&フィッチ(ANF)は第2四半期決算で調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期業績見通しを引上げ大幅高。衣料、アクセサリーなどの小売り、アーバン・アウトフィッタ―ズ(URBN)も売上が予想を上回り上昇した。百貨店のコールズ(KSS)は第2四半期決算で在庫水準の改善が奏功し、調整後の1株利益が予想を上回ったほか、通期見通しも据え置かれたことが好感され上昇。動画配信のネットフリックス(NFLX)は、パスワードの共有を巡る取締り強化が会員数の増加に繋がるとの期待感から買われた。オンライン証券のチャールズ・シュワブ(SCHW)はアナリストが良い買い場と推奨したため上昇。

一方、履物販売のフットロッカー(FL)は需要鈍化を理由に通期の業績予想を下方修正し、下落した。スポーツ用品ブランドのナイキ(NKE)も連れ安。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は製品リコール費用が膨らむことを理由に低調な7-9月期の売上高見通しを示し急落した。

半導体メーカーのエヌビディア(NVDA)は取引終了後に四半期決算を発表。1株利益が予想を上回ったほか売上高見通しも予想を上回り、さらに追加の自社株買いプログラムを発表し、時間外取引で大きく買われている。

(Horiko Capital Management LLC)

《YN》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.