ダウ先物は下落もナスダック100は上昇 エヌビディアの決算を好感=米国株

市況
2023年8月24日 22時16分

米株価指数先物(9月限)(NY時間08:55)

ダウ先物 34461(-61.00 -0.18%)

S&P500 4464.25(+17.25 +0.39%)

ナスダック100先物 15336.50(+141.00 +0.94%)

米株価指数先物市場でダウ先物は下落しているものの、前日引け後のエヌビディア<NVDA>の決算を受けて、IT・ハイテク株が全般的に買われており、ナスダック100、S&P500は堅調に推移している。エヌビディアの好調な見通しが、今年のIT・ハイテク株を押し上げている人工知能(AI)の宣伝に新たな弾みをつけている。

エヌビディアはAI関連の需要が予想以上に旺盛で、データセンター部門の売上高が予想を大きく上回ったほか、第3四半期のガイダンスも強気の見通しを示した。前四半期に引き続き、またもや驚くほど好調な決算となった。これを受けて他の半導体関連やAI関連株も買いが強まっており、同社はAIコンピューティングにおいて際立った存在となっている。

先週は米国債利回りの上昇に対する懸念が話題の中心だったが、エヌビディアの決算が8月に入って低迷している株式市場に力を与えることができるか、市場は注目しているようだ。

「株式市場が再び軟化する可能性は残っている。しかし、エヌビディアのようなAI関連株やIT・ハイテク株は、株式の世界では安全な逃避先とみなされる可能性が高い」といった声も聞かれる。

次のイベントは明日のジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演だが、市場ではタカ派色を残す内容になるとの見方が優勢。昨年はパウエル議長の講演に株式市場は大幅安となり、その後も下げ足を早めていた。しかし、今年は昨年とは違い、無難に通過できるのではとの声も出ている。

ダウ先物に関しては、ボーイング<BA>の下げが圧迫。同社のサプライヤーであるスピリット・エアロシステムズ<SPR>が、737型機の一部モデルに品質問題があることを認めた。

(NY時間09:05) 時間外

ボーイング<BA> 221.91(-6.67 -2.92%)

スピリット・エアロシステムズ<SPR> 21.00(-1.97 -8.58%)

アップル<AAPL> 181.04(-0.08 -0.04%)

マイクロソフト<MSFT> 333.24(+6.24 +1.91%)

アマゾン<AMZN> 136.93(+1.41 +1.04%)

アルファベット<GOOG> 134.83(+1.62 +1.22%)

テスラ<TSLA> 239.50(+2.64 +1.11%)

メタ・プラットフォームズ<META> 299.10(+4.86 +1.65%)

AMD<AMD> 110.90(+1.47 +1.34%)

エヌビディア<NVDA> 504.88(+33.72 +7.16%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.