スプランクが決算受け大幅高 通期の見通しを上方修正=米国株個別
ウェブデータ分析用ソフトウエアのスプランク<SPLK>が大幅高。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率および営業利益率も予想を上回っている。
ガイダンスも公表し、通期の売上高および営業利益率の見通しを上方修正したほか、年ベース経常収益(ARR)の見通しもレンジ下限を上方修正している。
アナリストは「第2四半期の堅調な業績により、経営陣はガイダンスを上方修正したが、これはマクロの逆風にもかかわらず、市場開拓の取り組みが向上したことが要因。収益性が焦点となる中で、同社は引き続きフリーキャッシュフロー(FCF)を提供することが可能だと確信している」と述べている。
(5-7月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.71ドル(予想:0.45ドル)
・売上高:9.11億ドル(予想:8.87億ドル)
ライセンス:2.95億ドル(予想:2.67億ドル)
クラウド:4.45億ドル(予想:4.51億ドル)
保守サービス:1.70億ドル(予想:1.65億ドル)
・粗利益率(調整後):80.7%(予想:79.3%)
・営業利益率(調整後):16.7%(予想:11.0%)
(8-10月・第3四半期見通し)
・売上高:10.2~10.4億ドル(予想:9.82億ドル)
・年ベース経常収益(ARR):約39.8億ドル(予想:39.7億ドル)
・営業利益率(調整後):24.7~25.3%(予想:18.3%)
(通期見通し)
・売上高:39.3~39.5億ドル(従来:38.5~39.0億ドル)(39.0億ドル)
・年ベース経常収益(ARR):41.5~41.8億ドル(従来:41.3~41.8億ドル(予想:41.5億ドル)
・営業利益率(調整後):21.0~21.5%(従来:18.0~18.5%)(予想:18.4%)
【企業概要】
サンフランシスコに本社を置く、ウェブインターフェイスを通じて、あらゆるITシステムから生成されるマシンビッグデータの検索・監視・分析用ソフトウェアを開発するテクノロジー企業。
(NY時間10:04)
スプランク<SPLK> 113.71(+13.78 +13.79%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美