東京株式(前引け)=620円安、半導体関連株など売られる
25日前引けの日経平均株価は前日比620円85銭安の3万1666円36銭。前場のプライム市場の売買高概算は5億679万株、売買代金は1兆4682億円。値上がり銘柄数は567、値下がり銘柄数は1174、変わらずは93銘柄だった。
日経平均株価は5日ぶりに大幅反落。前日のNYダウが373ドル安となったことを受け、この日の日経平均株価は売りが先行した。今晩のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が利上げに前向きなタカ派的な内容となることが警戒されている。また、23日の取引終了後に好決算を発表した米半導体大手のエヌビディア<NVDA>の株価が材料出尽くし感から小幅高にとどまったことも売り要因となっている。日経平均株価は前日までの4日間で800円強上昇していたことから、利益確定売りも膨らんだ。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>やアドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>といった半導体関連株が安く、ソフトバンクグループ<9984>やソニーグループ<6758>も値を下げた。伊藤忠商事<8001>やキーエンス<6861>も下落した。半面、川崎汽船<9107>や商船三井<9104>が高く、ゼンショーホールディングス<7550>やオリンパス<7733>が堅調だった。