外為サマリー:介入警戒感から146円61銭をつけたあとは上げ一服商状
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円51銭前後と前週末の午後5時時点に比べて45銭程度のドル高・円安となっている。
25日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円44銭前後と前日に比べて60銭程度のドル高・円安で取引を終えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での講演で、「適切であれば、更なる利上げを実施する用意がある」と述べたことを手掛かりに一時146円63銭をつけた。
米金利の先高観を背景に、東京市場のドル円相場もドル買い・円売りが優勢。ただ、前週末に昨年11月上旬以来およそ9カ月ぶりとなるドル高・円安水準をつけたことから日本の通貨当局者による円買い介入が警戒されやすく、午前8時30分ごろに146円61銭をつけたあとは上げ一服商状となっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0802ドル前後と前週末の午後5時時点に比べて0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=158円27銭前後と同1円00銭弱のユーロ高・円安で推移している。