ボストン・サイエンティフィックが上昇 主要な最終評価項目を達成=米国株個別
医療機器のボストン・サイエンティフィック<BSX>が上昇。心房細動患者を対象とした同社の治療法の試験が主要な有効性と安全性の最終評価項目を達成したと発表した。
同社の「Farapulse」における12カ月間の1回の外科処置、非薬物治療での成功率は、パルスフィールドアブレーション(PFA)システム群で73.3%、サーマル群で71.3%であり、主要有効性評価項目を達成した。一方、有害事象発生率はPFA群で2.1%(6件)、温熱群で1.5%(4件)であったという。
アナリストは「データは選り好みするようなものはほとんどなく、すべてのボックスをチェックしている。『Farapulse』が米国で承認されることを期待しており、承認されれば医師はそれを強力に採用すると予想している」と述べた。
【企業概要】
幅広いインターベンショナル治療で使用される、低侵襲の医療機器の開発・製造・販売を行う。ペースメーカー、食道ステントや、消化器・肺の疾患を診断・治療するための内視鏡機器、腎臓結石・前立腺癌等向けの泌尿器科機器、および神経性運動障害・慢性疼痛・静脈疾患・癌などの診断・治療用機器を取り扱う。
(NY時間10:52)
ボストン・サイエンティフィック<BSX> 53.29(+2.53 +4.97%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美