ＦＲＢ議長講演受け、市場が織り込む１１月利上げ確率上昇

ＣＭＥのフェドウオッチによると、ＦＲＢが１１月に０．２５％ポイントの利上げを実施するとみる確率が上昇している。パウエルＦＲＢ議長が先週、ジャクソンホールで「米経済は想定ほど減速していない可能性がある」と発言したことが背景。

市場は現在、１１月に政策金利が５．５０－５．７５％に引き上げられる確率を４９．２％織り込んでいる。９月は据え置きを確実視。なお、１１月も現行水準に据え置かれる確率は４１．３％となっている。

ＦＲＢが政策金利を現行水準で維持すると予想する一方、経済成長がトレンドを下回る水準まで減速しない場合、あるいはインフレが許容できないほど高いままである場合、または、その両方の場合は、さらなる引き締めのリスクがある。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美