ヘリオスは短期資金流入で急動意、体性幹細胞再生医薬品関連の論文が学術雑誌に掲載
ヘリオス<4593>が急動意、5%を超える上昇で200円台半ばまで株価水準を急速に切り上げている。再生医薬品のバイオベンチャーで、iPS細胞や体性幹細胞関連技術の活用で医薬開発を進めている。28日取引終了後、同社は体性幹細胞再生医薬品「HLCM051」の日本における急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を対象とする治験に関する論文が学術雑誌「Stem Cell Research&Therapy」に掲載されたことを発表した。会社側ではこれを今後の新薬実用化に向けた新たな前進と捉えており、株式市場でも投資資金の食指を動かす形となっている。株価が200円台と低位で個人投資家の短期マネーが参戦しやすいほか、株式需給面では8月17日の急落が追い証回避の投げを誘発し、直近データで信用買い残が急減したことも上値を軽くしているようだ。