株価指数先物【昼】 25日線水準での攻防
日経225先物は11時30分時点、前日比60円高の3万2230円(+0.18%)前後で推移。寄り付きは3万2290円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2280円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。その後上げ幅を広げ、9時30分頃には3万2370円まで買われる場面が見られた。買い一巡後は次第に利益確定の流れが優勢となるなか、終盤にかけて3万2160円と小幅ながら下落に転じる場面もあった。ただし、75日移動平均線を挟んだ底堅さを見せるなか、終了間際には25日線水準に接近する形で買い戻されている。
日経225先物はオプション権利行使価格の3万2375円接近で、利食いに反転した格好となった。その後一時下落に転じたものの、香港ハンセン指数が1%を超える上昇を見せていることもあり、終盤にかけてショートカバーが入ったようである。ただし、東京エレクトロン<8035>[東証P]、ダイキン<6367>[東証P]、ファーストリテイリング<9983>[東証P]、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]などが日経平均株価をけん引するものの、インパクトは限られており、ロングを強めてくる動きも期待しづらいところだろう。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍と横ばいで推移している。一時14.00倍を回復するものの、NTでのスプレッド狙いの動きは限られている。
株探ニュース