アップル、アイフォーン１５と新ウォッチの発表日を９月１２日に決定＝米国株個別

アップル<AAPL>はアイフォーン１５と次世代スマートウォッチを発表する今年最大の製品イベントの開催日を９月１２日に決定した。同社は「Ｗｏｎｄｅｒ Ｌｕｓｔ（不思議な欲望）」というキャッチフレーズのもと、ウェブサイトと電子メールでこの計画を発表した。

９月１２日のカリフォルニア時間の午前１０時（太平洋標準時）にオンラインでストリーミング配信され、それに付随するイベントが同社のスティーブ・ジョブズ・シアターで開催される。

イベントの目玉はアイフォーン１５のラインナップで、エントリーモデル２機種とハイエンドモデル２機種が発表される予定。アイフォーン１５と１５プラスと呼ばれる可能性が高い下位機種は、昨年のプロモデル（Ａ１６チップ、ダイナミック・アイランド・インターフェイス、４８メガピクセルのリアカメラ）の一部の機能を搭載するが、現行のデザインを維持する。

上位モデルには、ステンレススチールの代わりにチタンを使用した再設計のフレーム、スクリーン周りの遥かに薄い縁取り、より先進的な３ナノメートル製造方式を採用したＡ１７プロセッサーなど、より大きな変更が加えられている。チタンを採用することで、携帯電話も少し軽くなる。また、２００７年のデビュー以来、搭載されているミュートスイッチの代わりに、カスタマイズ可能な新しいボタンが搭載される。

6.7インチのスクリーンを搭載する最上位モデルの新iPhoneには、光学ズームがより深くなった新しいカメラも追加される。これは、ソフトウェアではなく、物理的なレンズそのものを使って、より遠くのものに焦点を合わせることができることを意味し、より高画質な写真を撮ることができる。また、欧州連合（EU）の新しい規制に対応するため、4つの新しいiPhoneはすべてUSB-C充電ポートに移行する。これは2012年以来のiPhoneのコネクタ切り替えとなる。

同社は通常、新型アイフォーンを発表後の金曜日に予約受付を開始し、その１週間後に顧客や店舗への配送を開始する。また、同社は今年、一部の上位モデルの価格を引き上げる予定だとも伝わっている。

（NY時間12:44）

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MINKABU PRESS編集部　野沢卓美