注目銘柄ダイジェスト(前場):芝浦、ヨシムラフード、イメージ情など

市況
2023年8月30日 11時43分

コジマ<7513>:648円(-30円)

大幅反落。本日は8月末の権利落ち日となっている。同社は8月末に1株当たり14円を一括配当予定としているほか、2月末、8月末の株主には1000円の優待券1枚を発行している。配当・優待利回りは前日終値ベースで5%超の水準となる。なお、1年以上保有では1枚、2年以上では2枚優待券が追加される。前日にかけて権利取りの動きで一段高となっており、反動も強まっているようだ。

芝浦<6590>:26730円(+2900円)

大幅続伸。前日に株式の売出価格が決定している。売出価格は23115円で前日終値比でのディスカウント率は3.00%となっている。受渡期日は9月5日の予定。同社では、東芝やニューフレアテクノロジーらが売出人となる株式の売出実施を8月22日に発表している。売出価格が決定したことで目先のショートカバーが先行しているとみられるほか、半導体株高の流れも本日は支援となる形に。

トビラシステムズ<4441>:1017円(+59円)

大幅続伸。法人向け迷惑電話対策サービス「トビラフォン Biz」において、海外からの迷惑電話を国別に一括でブロックする新機能を緊急リリースしたと発表している。原発処理水の海洋放出後、海外から国内へ着信する迷惑電話が急増している中、関心の高まりが想定される状況となっているようだ。9月上旬以降に」順次提供していく予定。同社サービスへの注目度の高まりにつながっていくとの期待感が先行へ。

カナデン<8081>:1451円(+130円)

大幅続伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表している。営業利益は従来予想の12.5億円から14.5億円、前年同期比9.5%増と一転増益見通しに引き上げている。情通・デバイスにおける産業機械、家庭用電気機器向け半導体・デバイスが順調に推移していること、円安効果などが上振れ要因とされている。第1四半期は好進捗であったものの、半導体市況軟化の影響なども懸念されていたことで、ストレートにポジティブな反応が先行。

ヨシムラフード<2884>:1164円(+161円)

大幅続伸。ホタテの加工を主力とする水産加工企業であるワイエスフーズの子会社化を発表している。株式譲渡実行日は10月16日を予定、70%の株式を取得し第4四半期から連結化。22年7月期の売上高は168.6億円、営業利益は16.3億円で、23年7月期も同様の水準での着地が見込まれているもよう。直接的な業績寄与につながるほか、オホーツク海沿岸でのホタテ仕入れ権利を保有するマルキチとのシナジー効果なども期待されるようだ。

アジャイル<6573>:1715円(+215円)

一時ストップ高。東証から特設注意市場銘柄の指定を30日付で解除する旨の通知を受領したと発表している。内部管理体制上の不備が認められたとして、アジャイルメディア・ネットワーク株は22年6月16日付で特設注意市場銘柄の指定を受けていた。今般、内部管理体制の改善などが認められたという。また、連結子会社のコンフィ(東京都港区)が新たな事業としてM&Aアドバイザリー事業を開始することを明らかにしている。

イメージ情<3803>:524円(+80円)

ストップ高。連結子会社のイメージ情報システム(東京都千代田区)がエンターテインメント事業者向け会員座席継続支援サービスの拡販を開始したと発表している。会員が年間またはシーズンで確保している座席契約の更新確認や変更手続きを簡単にできるサービス。継続案内通知をアウトソーシングできるほか、会員の契約意思確認や席替え希望をリアルタイムで確認可能という。

note<5243>:515円(+3円)

続伸。横須賀市とともにAIを活用した全国の自治体のデジタル化事例が集まるポータルサイト「自治体AI活用マガジン」を開設したと発表している。参加する自治体は横須賀市と東京都、神戸市、つくば市、千葉市など11自治体。前日の取引時間中に画像生成AIを搭載したデザインツール「Adobe Express」とメディアプラットフォーム「note」が連携したと開示したことも引き続き買い材料視されているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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