【市場反応】米Q2GDP改定値は予想外に下方修正、ドル続落
米商務省が発表した4-6月期国内総生産(GDP)改定値は前期比年率+2.1%と、速報値+2.4%から予想外に下方修正された。1-3月期の2%からは伸びが拡大。同期個人消費改定値は前期比年率+1.7%と、速報値+1.6%から上方修正された。しかし、伸びは1-3月期の+4.2%から予想以上に鈍化した。
米7月卸売在庫速報値は前月比-0.1%と、6月-0.7%から予想以上に改善も5か月連続のマイナス。小売り在庫は前月比+0.3%。伸びは2カ月連続で縮小し4月来で最小。
同時刻に発表された米8月前渡商品貿易収支は-912億ドル。貿易赤字は7月888億ドルから予想以上に拡大。成長を抑制する。
4-6月期国内総生産(GDP)改定値が予想外に速報値から下方修正されたため米国債相場は続伸。10年債利回りは4.15%から4.09%まで低下した。ドル売りも一段と強まり、ドル・円は146円33銭から145円82銭まで下落。ユーロ・ドルは1.0875ドルから1.0926ドルまで上昇した。
【経済指標】
・米・7月卸売在庫速報値:前月比-0.1%(予想:-0.3%、6月:-0.7%←-0.5%)
・米・4-6月期GDP改定値:前期比年率+2.1%(予想:+2.4%、速報値:+2.4%)
・米・4-6月期個人消費改定値:前期比年率+1.7%(予想:+1.8%、速報値:+1.6%)
・米・8月前渡商品貿易収支:-912億ドル(-900億ドル、7月-888億ドル←-878億ドル)
《KY》