米住宅ローン金利は高水準も申し込みが増加 購入者は新常態を受け入れか
米住宅ローン銀行協会(MBA)によると、先週の住宅ローン申請件数は2.3%増加し、30年物ローンの平均金利は7.31%となった。金利は高水準が維持されているにもかかわらず、住宅ローンの申し込み件数は増加し、住宅購入者は金利上昇に適応したようだ。
FRBが近い将来に追加利上げに踏み切るかどうかが不透明な情勢の中で、ローン金利は先週と変わらずの23年ぶりの高水準を維持した。30年物は平均7.31%と、2000年12月以来の高水準となっている。それにもかかわらず、購入と借り換えの需要はともに増加した。
一部の購入者は、金利7%台という新常態を受け入れ、金利が低下した後の借り換えの方を選択した可能性がある。住宅購入のための住宅ローン申請を測定する購入指数は、先週から2%上昇。ただ、前年比では購入申し込みはまだ27%減少している。また、この機会に借り換えを行う住宅所有者もおり、借り換え指数は2.5%の上昇となった。
*MBA住宅ローン申請指数(08/19 - 08/25)20:00
結果 2.3%
予想 N/A 前回 -4.2%(前週比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美