個人投資家・有限亭玉介:相場が振るわずとも好業績かつ成長期待の高い銘柄に注目【FISCOソーシャルレポーター】

特集
2023年9月3日 10時00分

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2023年8月28日13時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

ジャクソンホール会合でパウエル議長からの利上げ可能性を含んだ発言を受けて、為替は1ドル146円まで円安に振れました。円安でインバウンドが活況なのは嬉しい事ですが、物価高で消費が落ち込むのは早急に政府が対策すべき課題と言えるでしょう。せっかくマイナンバーと銀行口座を紐づけしたのだから、インフレ補助金でも支給して欲しいですな。

海外投資家の立場から考えると、買った時点より円安が進行すれば自国通貨に換金する際に利益が目減りしますからねぇ。為替が不安定だと海外マネーの動きはリスクオフに向かいやすくなるかもしれません。日銀の為替介入やマイナス金利修正の噂もふつふつと出ていますので、日銀の動向も注視したいところです。

日本で生活する身としては物価上昇に慣れてきた反面、企業の賃上げが物価上昇に追いつくのか不安もあります。経済の好循環を生み出す為の政策を政府に期待しているところですが、衆議院解散の絶好のタイミングを逃し、岸田内閣から株式市場を刺激するような政策もありませんでした。なんだか政府の存在感も薄れておりますな。

欧米の金利上昇を受けて日経平均の上値が重い中、しっかりと好業績を発表して成長期待のある銘柄は買われているように思えます。あまり短期的な不安要素ばかりを意識するのではなく、長期的な目線で考えれば今が割安に思える銘柄も見つけられるはずですよ。

厚生労働省がジェネリック医薬品について金額ベースの普及目標を新設すると報道されると、東和薬品<4553>に思惑買いが流入したようです。報道前は冴えない下落トレンドでしたが、報道後は一気に上値を追う展開となりました。政府の政策一つでこれだけのパワーを生むわけですから、やはり相場における『国策認定』の強さはすごいもんですな。

8月22日の中期経営計画のローリングが好感されたエンビプロHD<5698>は、底値圏から反発を確認しました。また、リチウムイオン電池リサイクル事業への投資に積極的との事。EVやスマホなどの電子機器が普及した昨今、社会貢献性の高い事業のニーズを捉えるか。

半導体関連として物色されている浜井産業<6131>は、直近で年初来高値を更新しております。8月9日の決算発表も好調で、ラップ盤などの精密機械の製造を手掛ける同社は半導体向けやEV向けで需要拡大を狙っている模様。在庫調整が落ち着いて半導体業界が盛り上がれば、設備投資への意欲も高まっていくでしょうな。

プリント配線基板向けドリルを手掛けるユニオンツール<6278>は、直近の決算が上方修正となりました。週足チャートでは26週線を上抜いて、トレンド転換へ向かうか監視中。PBRも割安水準ですな。

8月9日の決算発表が好感されたトリドリ<9337>は、じわじわと下値を切り上げております。インフルエンサーと企業をマッチングするマーケティングプラットフォーム「toridori base」を運営する同社は、順調に業績拡大しているようです。

最後はインスタグラマーを起用したPR動画投稿サービスを提供しているサイバー・バズ<7069>です。金利上昇によりグロース株への風当たりは強いものの、同社は8月9日の決算後より下値を切り上げる動きを見せているので注目中です。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介

ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.