トヨタが新値圏で頑強、1ドル147円台後半の円安進行で巨額の為替メリット意識
トヨタ自動車<7203>が頑強な値動き。株価を再び2600円台に乗せ、新値圏での強調展開を続けている。足もとで米長期金利が上昇傾向を強めており、日米金利差拡大から外国為替市場ではドルを買う動きが一段と強まり、一時1ドル=147円台後半まで円安が進行、これが為替感応度の高い同社など自動車セクターには追い風材料となっている。トヨタの24年3月期の通期想定為替レートは1ドル=125円で実勢よりも22円以上も円高水準に設定されており、想定外の為替メリットが生じる公算が大きくなっている。きょうは、このほかホンダ<7267>や日産自動車<7201>など他の自動車株も揃って上値を指向し全体指数の上昇に貢献している。