石油関連株が軒並み高、サウジが自主減産延長を表明でWTI価格が上昇
石油関連株が軒並み高。INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が上昇しているほか、ENEOSホールディングス<5020>や出光興産<5019>、コスモエネルギーホールディングス<5021>といった大手石油元売りも値を上げている。5日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前営業日の1日に比べ1.14ドル高の1バレル=86.69ドルに上昇。一時88.07ドルと昨年11月中旬以来、約10カ月ぶりの水準に値を上げた。サウジアラビアが日量100万バレルの自主減産を12月末まで3カ月延長すると表明。また、ロシアも原油輸出の削減を年末まで延長することを明らかにした。これを受け、市場には原油需給引き締まりへの警戒感が強まった。5日の米国市場で、エクソン・モービル<XOM>やシェブロン<CVX>など石油株が上昇したのと連動する格好で、東京市場でも石油関連株が買われている。