株価指数先物【昼】 ヘッジ対応の動きが指数を押し上げる格好
日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の3万3240円(+0.81%)前後で推移。寄り付きは3万3080円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3110円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。寄り付きを安値にロングの動きが強まり、中盤にかけて3万3280円まで買われる場面が見られた。買い一巡後には、いったん3万3090円まで軟化したものの、終盤にかけて再びロング優勢の流れのなか、3万3250円辺りまで切り返してきた。
祝日明けの米国市場は弱い値動きだったが、日経225先物はナイトセッションで節目の3万3000円を上回って終えていたこともあり、ヘッジ対応の動きが指数を押し上げる格好となった。寄り付き後ほどなくしてボリンジャーバンドの+2σを上回り、オプション権利行使価格の3万3000円から3万3250円辺りにレンジが切り上がってきた。権利行使価格の3万3250円辺りでの底堅さが意識されてくるようだと、8月1日に付けた3万3470円へのバイアスが強まりやすく、ショートカバーを誘い込む流れに向かわせそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.88倍と横ばいで推移している。東京エレクトロン<8035>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]が日経平均株価をけん引するものの、ソフトバンクグループ<9984>[東証P]のほか、医薬品株の一角が重荷となっており、トレンドは出にくい状況である。
株探ニュース