ＪＦＥが反発、ファイナンス発表も値頃感からの買い流入
ＪＦＥホールディングス<5411>が反発。同社は５日の午前１１時５０分に海外での公募増資と自己株処分、ユーロ円建て転換社債（ＣＢ）型新株予約権付社債の発行で約２１００億円の資金調達を行うことを発表。ファイナンスによる１株当たり利益の希薄化などを警戒した売りで５日の同社株は６％超の急落。この日の株価は、値頃感からの買いも入り底堅い値動きとなっている。海外で２５００万株の公募と３０００万株の自己株処分を行い約１２００億円を調達。ユーロＣＢでは約９００億円を調達する。調達資金は、「無方向性電磁鋼板」の生産能力増強や「ステンレス用電気炉」の新規導入に係る投資資金などに充てる。海外公募の発行価格は９月１１日から１３日までのいずれかの日に決定する。