株価指数先物【昼】 3万3300円水準からの上値の重さが意識される
日経225先物は11時30分時点、前日比80円安の3万3160円(-0.24%)前後で推移。寄り付きは3万3140円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万3125円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後はロングの動きが強まり、中盤にかけて3万3330円まで買われ、ナイトセッションで付けた高値(3万3300円)を上回った。買い一巡後は3万3250円~3万3300円辺りでの保ち合いが続くなか、終盤にかけて持ち高調整の流れが強まり、一時3万3100円まで売られる場面が見られた。ただし、下へのバイアスは強まらず、売り一巡後は3万3200円水準での推移を継続。
米国市場の弱い値動きを受けて、アドバンテスト <6857> [東証P]が一時5%を超える下落となり指数の重荷となったが、一方でファーストリテイリング <9983> [東証P]やKDDI <9433> [東証P]の上昇が下支えとなった。日経225先物は寄り付き後にショートカバーを誘い込むロングが入ったものの、3万3300円水準からの上値の重さが意識されるなか、終盤にかけてロングを外す流れとなったようだ。ただし、9月限の先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)を控えるなかで短期的なトレードが中心とみられ、前場の段階で一回転しているだろう。売り一巡後はボリンジャーバンドの+2σ水準での底堅さから、再びロングを入れてくる可能性はありそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で13.99倍に上昇した。一時14.03倍まで上げており、25日移動平均線を捉えている。足もとのバリュー株物色でTOPIX型に傾いていたこともあり、持ち高を調整する動きが入ったとみられる。
株探ニュース