株価指数先物【昼】 売り一巡後は3万2500円が上値抵抗

市況
2023年9月8日 12時08分

日経225先物は11時30分時点、前日比340円安の3万2430円(-1.03%)前後で推移。寄り付きは3万2720円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万2670円)にサヤ寄せする格好から、売りが先行して始まった。その後は3万2760円まで下落幅を縮めたもののプラスに転じることはできず、下へのバイアスが強まるなか、現物の寄り付き後ほどなくして3万2300円まで売られた。売り一巡後は下げ渋る動きとなったものの、3万2400円~3万2500円辺りでの保ち合いを継続しており、戻りの鈍さが意識されている。

9月限のSQ値は、概算で3万2921円39銭となった。SQに絡んだ売買は、金額ベースで日経平均型が差し引き55億円程度の買い越し、TOPIX型は800億円超の売り越しと推定される。SQ値が結果的に心理的な抵抗となり、その後はショート優勢となったようだ。SQ通過で需給が軽くなるなか、ボリンジャーバンドの+1σが位置する3万2515円辺りを割り込んだことで、一段とショートに向かわせた格好だろう。3万2500円辺りでの上値の重さが意識されてくるようだと、押し目狙いのロングは手控えられそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で13.82倍に低下した。一時13.79倍まで下げており、NTショートでのスプレッド狙いの動きに向かわせている。アドバンテスト <6857> [東証P]は売り一巡後にプラスに転じたものの、東京エレクトロン <8035> [東証P]は下落幅を広げており、NTロングには転換しづらい。

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