プラネット・ラボが決算受け大幅安 アナリストからの目標株価引き下げが相次ぐ=米国株個別
衛星データ配信の設計・構築を手掛けるプラネット・ラボ<PL>が大幅安。前日引け後に5-7月期決算(第2四半期)を発表し、売上高が予想を下回った。ガイダンスも公表し、第3四半期の売上高見通しが予想を下回っており、通期の売上高見通しも下方修正した。
今回の決算を受けて、アナリストからの目標株価引き下げが相次いでいる。取引の成立に予想以上の時間がかかっている厳しいマクロ経済環境を反映させたとしている。
「経営陣は、パイプラインは成長を続け需要もあるが、案件成約に予想以上に時間がかかっていると指摘していた。これは他の官公庁向けサービス・プロバイダーから聞いた話と同じだが、この断絶の大きさは、経営陣が事業の予測と管理方法をまだ学んでいる最中であることを示唆している」と述べている。
(5-7月・第2四半期)
・1株損益(調整後):-0.07ドル(予想:-0.08ドル)
・売上高:5380万ドル(予想:5420万ドル)
・EBITDA(調整後):-1450万ドル(予想:-1840万ドル)
(8-10月・第3四半期見通し)
・売上高:5400~5600万ドル(予想:5760万ドル)
・粗利益率(調整後):50~52%
・EBITDA(調整後):-1300~-1500万ドル(予想:-1370万ドル)
(通期見通し)
・売上高:2.16~2.23億ドル(従来:約2.25~2.35億ドル)(予想:2.31億ドル)
・粗利益率(調整後):約52~54%
・EBITDA(調整後):約-5500~-6300万ドル(従来:約-5800~-6700万ドル)(予想:-6230万ドル)
【企業概要】
衛星コンステレーションの設計・構築・打ち上げを行い、高精度な地理空間データをオンラインプラットフォームで顧客に提供することに取り組む。日々世界を撮影し、地球の変化を可視化して、農業・地図作成・林業・金融・保険や、連邦・州・地方政府機関などの顧客にサービスを提供する。
(NY時間10:28)
プラネット・ラボ<PL> 2.61(-0.47 -15.34%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美