ネクステージがS安、浜脇社長の辞任とインセンティブ廃止の影響を警戒
ネクステージ<3186>が大幅に5日続落。ストップ安の水準となる前営業日比500円安の1848円に売られ、2021年7月以来の安値圏に沈んだ。11日の取引終了後、浜脇浩次社長が同日付で退任し、創業者の広田靖治会長が社長を兼務する人事を発表した。浜脇氏から社長辞任の申し出があり、受理されたという。更に開示資料のなかで、従業員向けのインセンティブを廃止する方針も明らかにした。事業成長を続けてきたネクステージだが、今後の経営への影響を警戒した売りが膨らんだようだ。ビッグモーター(東京都港区)の不正発覚を受け中古車業界に対する厳しい視線が向けられるなか、ネクステージは1日に報道機関からの質問事項の回答内容を開示。そのなかで、同社において過去に不適切事案があったと公表していた。