IHI、米社製航空機エンジン追加検査で「当年度の売上高と営業利益に影響」と開示
IHI<7013>は12日の取引終了後、米航空防衛大手のRTX<RTX>が公表した同社傘下のプラット・アンド・ホイットニー(P&W)の航空機エンジンに関する追加の検査プログラムに関し、「当年度の売上高と営業利益に影響があることが想定される」とのコメントを開示した。
RTXは11日、欧州エアバスの小型航空機に搭載されるエンジン「PW1100G─JM」について、今後数年間で整備台数が600~700台増加し、2026年までの3年間で年平均350機の地上駐機が見込まれると発表していた。IHIはPW1100G─JMエンジンプログラムに参画しているとし、現時点では業績への影響を正確に評価することは難しく、今後の見通しが明らかになった段階で改めて公表するとした。
川崎重工業<7012>も12日の取引終了後にコメントを開示した。同エンジンプログラムに国際共同事業体を通じ参画しているとしたうえで、RTXの発表内容を精査し、影響額が判明次第、速やかに公表するとした。