オービスは気配値で水準切り上げる、今10月期営業利益上方修正し配当も大幅増額
オービス<7827>に買い人気集中、気配値のまま株価水準を切り上げている。8月29日以降、前日比変わらずの日を含めると株価が下落した日はなく上値指向の強さを際立たせていたが、きょうは一気に上げ足を加速させる格好に。同社は梱包用材の大手でプレハブハウスの製造販売も手掛けるが、足もとの業績は会社側想定を上回って推移している。12日取引終了後、23年10月期業績予想の修正を発表、売上高は若干減額したものの、営業利益は従来予想の5億1300万円から6億3600万円(前期比17%減)に増額した。また、年間配当を従来計画の50円から13円上乗せとなる63円(前期実績は40円)に修正、配当利回りは前日終値換算で4.3%まで高まったことで、これを好感する形で投資資金が流入している。また、PER、PBRいずれも割安感が極めて強く、物色意欲を増幅させている。