日本オラクルは1万円割れ、米オラクル決算を受けた売り続く
日本オラクル<4716>は続急落し、フシ目の1万円を割り込んだ。米オラクル<ORCL>が11日発表した23年6~8月期決算は、売上高が前年同期比9%増の124億5300万ドル、純利益は同56%増の24億2000万ドルとなった。クラウドサービスの成長鈍化が嫌気され、11日の時間外取引で同社株は急落。12日の欧州市場では同業のドイツのソフトウェア大手SAPが売られ、更に同日の米国市場ではアマゾン・ドット・コム<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>の下げ要因となった。オラクルの決算内容は、日本オラクルに対しては前日に織り込みが進んだものの、クラウド需要に対する慎重な見方が一段と強まるなかにあって、買い持ち高を圧縮する目的の売りが継続しているようだ。
最終更新日:2023年09月13日 13時23分