レーザーテクは商い膨らませ大幅高、半導体関連株に買い戻しの動き広がる
レーザーテック<6920>が大幅高、寄り後わずか1時間で売買代金を1000億円台に乗せる人気となったほか、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436>など半導体関連の主力株が軒並み買われる展開となっている。前日の米国株市場ではNYダウは軟調だったものの、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が6日ぶりに切り返したことで安心感が広がり、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も反発に転じた。スマートフォンやパソコンの販売不振などを背景に半導体市況の低迷が長引いているが、株価的には織り込みが進み、目先値ごろ感からの買い戻しが観測される。また、現地時間14日に米ナスダック市場に新規上場する英半導体設計大手アームは投資家の需要が思った以上に旺盛であり、売り出し価格が仮条件の上限に決まったことで、これが半導体セクター全般のムードを明るくしている面もあるようだ。