【市場反応】ECBハト派利上げ受けユーロ売り

市況
2023年9月14日 22時44分

欧州中央銀行(ECB)は10会合連続での利上げに踏み切った。

主要政策金利を0.25%引き上げ4.5%に決定。決定は全員が同じ結論に至らなかったが、安定多数が合意。

声明では「インフレは高過ぎる状態が過剰に長く続くと予想する」とし、インフレを目標値に達成させるためデータ次第のアプローチを継続すると再表明。

インフレ見通しでは2023年5.6%(前回5.4%)、2024年3.2%(3%)へ加速予想、2025年のインフレ率は2.1%に減速予測(2.2%)。同時に、成長見通しは23年0.7%(0.9%)、24年1.0%(前回1.5%)、25年1.5%(前回1.6%)それぞれ下方修正。

予想外の利上げでユーロ買いが強まったのち、利上げ終了の思惑も強まりハト派利上げとの判断で、ユーロ売りに転じた。ユーロ・ドルは1.0746ドルへ上昇後、1.0656ドルまで下落。ユーロ・円は158円39銭へ上昇後、157円06銭へ下落した。ユーロ・ポンドは0.8616ポンドへ上昇後、0.8578ポンドへ下落した。

【金融政策】

・欧州中央銀行(ECB)

・主要政策金利を0.25%に引き上げ4.5%に決定

・預金ファシリティ金利(中銀預金金利、下限)を4.00%に引き上げ決定

・限界貸出金利(上限)を4.75%に引き上げ決定

「ECBは全手段を修正する用意がある」

「金利は十分に景気抑制的な水準に設定へ」

「2023年のインフレ5.6%(前回5.4%)、2024年3.2%(3%)へ加速予想、2025年のインフレ率は2.1%に減速予測(2.2%)」

「インフレは高過ぎる状態が過剰に長く続くと予想」

「成長見通し23年0.7%(0.9%)、24年1.0%(前回1.5%)、25年1.5%(前回1.6%)」

「データ次第のアプローチを継続」

「PEPP再投資は少なくとも24年末まで継続へ」

《KY》

提供:フィスコ

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