ダウ平均は大幅反発 予想上回る指標もFRBの見方に変化なし アームは好スタート=米国株前半

市況
2023年9月15日 2時12分

NY株式14日(NY時間13:02)

ダウ平均   34917.92(+342.39 +0.99%)

ナスダック   13938.03(+124.45 +0.90%)

CME日経平均先物 33230(大証終比:+250 +0.75%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は大幅に反発している。取引開始前に発表米生産者物価指数(PPI)と小売売上高がともに予想以上に強い内容だったことで、米株式市場もネガティブな反応が見られていたものの、一時的な動きに留まった。取引開始直後から買いが先行し、ダウ平均は一時362ドル高まで上げ幅を拡大している。

前日の米消費者物価指数(CPI)、そして、本日のPPIを始めとした米経済指標は、いずれもインフレの粘着性を示した格好だが、FRBに対する市場の見方に大きな変化はない。来週のFOMCは据え置きが確実視され、年内の追加利上げへの期待は五分五分といった状況。

いずれの指標もエネルギー価格の上昇が大きな要因となっていたが、その他のカテゴリーはインフレの鈍化を示す内容も見られ、市場は追加利上げへの期待を大きく高めてはない。市場は、FRBが景気後退を引き起こすことなくインフレを管理できると自信を深めており、米株式市場は今週の緩やかな上昇をさらに伸ばしている。

しかし、仮にFRBが今回に金利を据え置いたとしても、市場は今後数カ月間不安定な動きを続ける可能性があるとの指摘も出ている。「今年に入って株価を上昇させたリスク選好の資産は、利回り上昇を前に割高に見え始めているため、年末まで高いボラティリティが続くと思われる」との声も聞かれる。

本日はソフトバンクG<9984>傘下の英アームADR<ARM>がナスダック市場に上場した。IPO価格51ドルに対して初値は56.10ドルとIPO価格を10%上回って取引を開始。その後も買いが膨らみ、一時61.99ドルまで上昇している。

なお、決算ではアドビ<ADBE>が引け後に発表予定。

アームADR<ARM> 59.97(+8.97 +17.59%)

アップル<AAPL> 175.69(+1.48 +0.85%)

マイクロソフト<MSFT> 339.92(+3.86 +1.15%)

アマゾン<AMZN> 145.18(+0.33 +0.23%)

アルファベットC<GOOG> 139.36(+1.86 +1.35%)

テスラ<TSLA> 275.68(+4.38 +1.61%)

メタ・プラットフォームズ<META> 310.10(+5.04 +1.65%)

AMD<AMD> 107.55(-0.16 -0.15%)

エヌビディア<NVDA> 455.69(+0.84 +0.18%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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