本日注目すべき【好決算】銘柄 イントループ、ビジョナル、エニーカラー (14日大引け後 発表分)
9月14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
イントループ <9556> [東証G] ★今期経常は45%増で4期連続最高益更新へ
◆23年7月期の経常利益(非連結)は前の期比43.4%増の11億円に伸びて着地。続く24年7月期も前期比44.8%増の16億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はプロフェッショナル人材ソリューションとコンサルティングを柱とする既存事業の成長が続くほか、新たに子会社となるディクスホールディングスの業績上積みも収益を押し上げる。
DVx <3079> [東証S] ★今期配当を20円増額修正、配当利回り5.5%に上昇
◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の30円→50円(前期は30円)に大幅増額修正した。DOE(株主資本配当率)5.0%以上をメドとする配当方針を新たに採用したことが増額の背景。配当利回りは5.52%に上昇。
T-BASE <3415> [東証P] ★上期営業が黒字浮上で着地
◆24年1月期上期(2-7月)の連結営業損益は3.1億円の黒字(前年同期は0.1億円の赤字)に浮上して着地。行動制限の解除による人流回復やインバウンド購買客の増加を背景に、A+TOKYO、THE TOKYOを中心に国内販売が好調だった。
GAテクノ <3491> [東証G] ★今期最終を2.2倍上方修正・3期ぶり最高益更新へ
◆23年10月期の連結最終利益を従来予想の4億3000万円→9億4000万円に2.2倍上方修正。増益率が8.9%増→2.4倍に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。RENOSYマーケットプレイス事業、ITANDI事業が好調に推移したことに加え、不採算事業からの撤退など収益構造改革を進めたことが上振れの要因となる。
ニーズウェル <3992> [東証P] ★今期経常を10%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆23年9月期の連結経常利益を従来予想の10.1億円→11.2億円(前期非連結は7.2億円)に10.0%上方修正。増益率が40.7%増→54.8%増に拡大し、従来の11期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は3月に続き、2回目。ITアウトソーシングビジネスの拡大で収益性が向上したことなどが上振れの要因。
ビジョナル <4194> [東証G] ★今期経常は14%増で4期連続最高益更新へ
◆23年7月期の連結経常利益は前の期比65.0%増の143億円に拡大して着地。続く24年7月期も前期比13.5%増の163億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はプロフェッショナル人材の採用需要の高まりが継続し、ビズリーチ事業の成長が続くほか、人材管理システムの「ハーモス」も大きく伸びる。
併せて、東証プライムへの市場区分変更申請に向けた準備を行うと発表。
アクシージア <4936> [東証P] ★今期経常は21%増で3期連続最高益、6円増配へ
◆23年7月期の連結経常利益は前の期比8.9%増の19億円で着地。続く24年7月期も前期比20.9%増の23億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は中国ECの事業拡大を軸としながら中国以外の地域への展開も強化し、2ケタ増収増益を見込む。また、広告宣伝投資を強化する一方、原価低減を進めることで収益性の向上を狙う。
併せて、今期の年間配当は前期比6円増の20円に増配する方針とした。
エニーカラー <5032> [東証P] ★5-7月期(1Q)経常は91%増益で着地
◆24年4月期第1四半期(5-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比90.6%増の40.2億円に拡大して着地。主力のVTuberグループ「にじさんじ」でユニット展開を進めたコマース領域が大きく伸びたほか、案件の大型化などでプロモーション領域の収益も拡大した。
リオン <6823> [東証P] ★上期経常を55%上方修正・4期ぶり最高益更新へ
◆24年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の11億円→17億円に54.5%上方修正。増益率が2.0%増→57.7%増に拡大し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。補聴器および環境機器における一部新製品の発売時期が下期以降にずれ込んだことに伴い、発生を見込んでいた販促費や償却費などの費用が上期に計上されないことが上振れの要因。
イメージM <7793> [東証G] ★5-7月期(1Q)経常は2.5倍増益・通期計画を超過
◆23年12月期第1四半期(5-7月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5倍の1億6400万円に急拡大して着地。主力のオンデマンドプリントサービスで自社サイト「オリジナルプリント.jp」の売上高が大幅に増加したことが寄与。ソリューションサービスでは利益率の高い消耗品が好調だった。
第1四半期実績だけで、通期計画の7100万円をすでに大きく上回っており、業績上振れが期待される。
株探ニュース