サンバイオが大幅反発、7月中間期最終損益の赤字幅縮小が株価支援
サンバイオ<4592>が大幅反発した。14日の取引終了後に24年1月期第2四半期累計(2~7月)の連結決算を発表。最終損益は17億8700万円の赤字となった。前年同期(21億5400万円の赤字)から赤字幅は縮小。これまでの計画(23億4400万円の赤字)に対しても赤字幅を縮めており、株価を支援する材料となったようだ。
営業損益は30億8400万円の赤字(前年同期は46億2100万円の赤字)となった。計画(23億9800万円の赤字)に対しては、営業赤字幅は拡大した。米国子会社で人員削減など合理化に伴う費用が発生。再生細胞薬「SB623」の慢性期外傷性脳損傷プログラムの承認取得に向けた製造関連の費用もかさんだ。半面、円安の進行で子会社に対する貸付金や関連する債権で為替差益が発生。新株予約権戻入益の計上などもあって、最終赤字幅の縮小に寄与した。