19日の株式相場見通し=反落、日米の金融政策会合を前に目先見送りムード
19日の東京株式市場は主力株中心に売り優勢の地合いが想定され、日経平均株価は3日ぶりに反落しそうだ。きょうは前日が祝日であったため3連休明けとなり、前週末の海外市場の影響も受ける。前日の米国株市場ではNYダウ、ナスダック総合株価指数ともに小幅な値動きとなりわずかに上昇して引けたものの、前週末に両指数ともに下値を試す動きで、足もとはややリスク回避ムードに傾いている。原油市況の高騰が続くなか、インフレに対する警戒感が重荷となっており、この流れが日本株にも波及しそうだ。東京市場では日経平均が前週後半に先物主導で上げ足を強め、2営業日で820円あまり水準を切り上げていたこともあって目先利益確定売りを誘発しやすい。また、今週は19~20日の日程でFOMC、21~22日の日程で日銀金融政策決定会合が開催されることで、この結果を見極めたいとの思惑がポジション調整の売りを誘う展開となりそうだ。一方、需給面では9月末に向け配当権利取り狙いの買いが想定され、下値では押し目買いが入り下げ幅も限定的なものにとどまる可能性がある。
18日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比6ドル06セント高の3万4624ドル30セントと小反発。ナスダック総合株価指数は同1.902ポイント高の1万3710.237だった。
日程面では、きょうは豪中銀の理事会の議事要旨開示、8月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値、8月の米住宅着工件数など。