鎌倉新書---2Qは2ケタ増収・増益、相続・不動産や介護事業の成長に加えて官民協働事業の市場拡大に注力
鎌倉新書<6184>は14日、2024年1月期第2四半期(23年2月-7月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.0%増の27.90億円、営業利益が同4.3%増の3.24億円、経常利益が同2.5%増の3.23億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同7.6%増の2.01億円となった。
同社グループの主要市場である終活市場においては、総人口の減少及び高齢化率の増加を背景に、生前をふくむ「終活」に対する関心は社会的に高まる傾向にある。このような状況のなか、同社グループは、お墓・仏壇・葬儀の供養に関する3事業において、成長余力の高い地域にリソースを集中するとともにクロスユースの拡大につとめた。また、この数年で顧客のニーズから開始した相続、不動産、そして介護事業が軌道に乗り、力強い成長をすることができた。官民協働事業は、日本全国の終活認知の向上施策として300を超える地方自治体と「おくやみハンドブック」「エンディングノート」を協働刊行し、死亡後手続きのワンストップ化(DX領域)など幅広い終活スタイルの提案による終活事業のシェアと市場拡大につとめた。
2024年1月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比30.1%増の65.10億円、営業利益が同25.3%増の8.60億円、経常利益が同25.2%増の8.55億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同27.9%増の5.80億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》