ヘインズブランズ、チャンピョン事業の売却を検討と伝わる=米国株個別
(NY時間10:51)
ヘインズブランズ<HBI> 4.54(+0.08 +1.79%)
アパレルのヘインズブランズ<HBI>が、スポーツウエアやシューズのブランドであるチャンピョン事業の売却を模索していると発表した。物言う株主が変化を求めているという。
同社のネルソン会長は声明の中で「われわれはここ数年、チャンピオンのインナーウェア事業とアクティブウェア事業の区別をより明確にするため、社内の構造を大幅に改善してきた。しかし、評価プロセスが結果をもたらす保証がなく、そのプロセスの完了予定もない中で、いつでも終了する可能性がある」と述べた。
先月、物言う株主のバリントン・キャピタルが同社に対して、取締役会と経営陣を刷新し、コスト、在庫、負債を削減するよう求めた。同社の過剰な債務負担が業績不振の影響を増幅させているようだと指摘していた。
以前、バリントンはLブランズに対し、ヴィクトリアズ・シークレット<VSC>とバス&ボディ・ワークス<BBWI>への分社化を促した経緯がある。
【企業概要】
HanesやChampion等のアパレルブランドを擁し、米国・欧州・アジアやその他地域の消費者向けにインナーウェア・アクティブウェアを製造または製造委託し販売する。量販店・専門店・直営店等やeコマースサイトを通じて、幅広い客層に下着・靴下・Tシャツ・スポーツ衣料品等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美