本日注目すべき【好決算】銘柄 タスキ、パレモ・HD、ホットランド (19日大引け後 発表分)
9月19日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
タスキ <2987> [東証G] ★今期経常を5%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も7円増額
◆23年9月期の連結経常利益を従来予想の20.8億円→21.8億円に4.8%上方修正。増益率が32.5%増→38.9%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。新築投資用IoTレジデンスやリファイニング物件の販売に注力した結果、第4四半期(7-9月)の販売件数が過去最多となり、売上高が計画を12.4%も上回ることが利益を押し上げる。
併せて、業績好調による普通配当2円と創立10周年記念配当5円を上積みする形で、年間配当を従来計画の43円→50円(前期は33円)に増額修正した。
また、26年9月期に経常利益44.5億円(23年9月期は21.8億円)を目指す中期経営計画を策定。長期ビジョンとして33年9月期にLife Platform事業の売上高を1100億円(23年9月期は184億円)に拡大させる計画も示した。
パレモ・HD <2778> [東証S] ★今期最終を33%上方修正
◆24年2月期の連結最終利益を従来予想の5.6億円→7.5億円に32.7%上方修正。増益率が0.5%増→33.5%増に拡大する見通しとなった。店舗の賃貸借契約の解約等に伴う補償による特別利益を計上することが最終利益を押し上げる。
ホットランド <3196> [東証P] ★今期経常を一転9%増益に上方修正、配当も3円増額
◆23年12月期の連結経常利益を従来予想の14.5億円→28.5億円に96.6%上方修正。従来の44.4%減益予想から一転して9.3%増益見通しとなった。既存事業への集中と今後を見据えた新業態の開発、育成、成長に引き続き取り組み、売上高が計画を上回ることが寄与。為替差益が想定より膨らむことも利益を押し上げる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の7円→10円(前期は7円)に大幅増額修正した。
エスクロAJ <6093> [東証P] ★上期経常を3.4倍上方修正
◆24年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の6100万円→2億0700万円に3.4倍上方修正。減益率が70.5%減→横ばいに縮小する見通しとなった。金融機関向け各種システム支援サービスの利用件数が増加したことに加え、建設事業者向けの設計サポートや現場支援サービスも堅調に推移したことが要因。のれん及びソフトウェアの減価償却費が想定より減少したことも上振れに貢献した。
キャリインデ <6538> [東証P] ★今期配当を2.5円増額修正
◆24年3月期の期末一括配当を従来計画の2.5円→5円(前期は2.5円)に大幅増額修正した。業績の推移や財務状況などを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
誠建設 <8995> [東証S] ★上期経常を一転20%増益に上方修正
◆24年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の3500万円→1億0100万円に2.9倍上方修正。従来の58.3%減益予想から一転して20.2%増益見通しとなった。建売住宅の販売が好調に推移し、第3四半期以降に売上計上予定だった物件を前倒しで引き渡したことなどが上振れの要因。
株探ニュース