クラウドストライクが上昇 投資家向け説明会を好感=米国株個別
サイバーセキュリティのクラウドストライク<CRWD>が上昇。同社は前日に投資家向け説明会を開催し、新たな目標を打ち出した。これを受けてアナリストからの目標株価引き上げが相次いでいる。同社の利益率の見通しが特に力強く、新製品などが成長を後押しするはずだと指摘した。
目標株価を210ドルに引き上げたアナリストは「今回のコンファレンスから同社の長期的なダイナミクスに自信を深めている。クラウド、アイデンティティ、SIEMなどの新製品は今後5年以上に渡って20%以上の成長を維持するのに役立つはずだ」と述べた。
同社は今後5-7年後の年ベース経常収益(ARR)を現在の29億ドルから100億ドルへの拡大を見込んでいる。また、2025年時点でのアドレス可能な市場規模は現在の761億ドルから978億ドルと推計。年平均成長率は13%を見込んでいるようだ。営業利益率の目標も上方修正しており、従来から9%ポイント引き上げて28-32%とした。
【企業概要】
米国内外の企業向けに、エンドポイント保護のためのクラウドセキュリティ・ソリューションをSaaSサブスクリプションベースで提供する。次世代ウイルス対策・EDR・デバイス制御モジュールに、機械学習と高度な動作技術を組み合わせ、マルウェア等の攻撃から保護する。
(NY時間09:49)
クラウドストライク<CRWD> 168.57(+4.68 +2.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美