ダウ平均は続落 FOMC後の流れが本日も続く=米国株前半

市況
2023年9月22日 2時26分

NY株式21日(NY時間13:15)

ダウ平均   34285.76(-155.12 -0.45%)

ナスダック   13339.49(-129.64 -0.96%)

CME日経平均先物 32160(大証終比:-250 -0.78%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。米株式市場では前日のFOMC後の流れが本日も続いている。政策金利は予想通りに据え置かれたものの、FOMC委員の金利見通し(ドット・プロット)では年内にあと1回の追加利上げの可能性が示唆されたほか、2024年は年末までに5.00-5.25%を見込んだ。6月は2024年末までに4.50-4.75%まで利下げを予測していたことから、上方修正した格好となっている。

市場にはタカ派なムードが広がっており、きょうも米国債利回りは上昇。原油相場がNY時間にかけて買い戻しが膨らんでおり、プラスに転じていることも、米株式市場の売りに繋がっている模様。

前日のFOMCは、これまでFRBが示していた「より高く・より長く」金利水準を据え置くとの方針を具体的に示唆した格好となった。また、パウエル議長が「ソフトランディングはまだ可能だが、基本シナリオではない」とコメントしたことも株式市場のセンチメントを圧迫している模様。

特にIT・ハイテク株の下落が目立ち、ナスダックは大幅安。市場からは、「金利が高止まりするのであれば、投資家は成長株購入を見直す可能性がある」とのコメントも聞かれた。

貨物輸送のフェデックス<FDX>が上昇。前日引け後の決算を好感。通期の1株利益のレンジ下限を上方修正した。前年に実施した人員削減などのコスト削減策と好調な価格設定、そして、主要ライバルからの乗り換えの恩恵を受けた。

シスコシステムズ<CSCO>がデータ分析用のソフトウエアを手掛けるスプランク<SPLK>を約280億ドルで買収することで合意した。1株157ドルの現金での買収。スプラングの株価は大幅高となっている。

アーム<ARM>の売りが続いており、株価はIPO価格の51ドルを下回った。一時49.85ドルと50ドルも下回る場面が見られた。

アーム<ARM> 50.64(-2.27 -4.29%)

フェデックス<FDX> 261.88(+11.36 +4.54%)

スプランク<SPLK> 144.82(+25.23 +21.09%)

シスコシステムズ<CSCO> 53.19(-2.31 -4.16%)

アップル<AAPL> 175.39(-0.10 -0.06%)

マイクロソフト<MSFT> 322.93(+2.16 +0.67%)

アマゾン<AMZN> 131.16(-4.13 -3.05%)

アルファベットC<GOOG> 133.15(-1.45 -1.07%)

テスラ<TSLA> 260.67(-1.92 -0.73%)

メタ・プラットフォームズ<META> 298.87(-0.80 -0.27%)

AMD<AMD> 97.22(-3.12 -3.11%)

エヌビディア<NVDA> 414.98(-7.42 -1.76%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.