豪ドル週間見通し:弱含みか、8月消費者物価指数などに注目
■強含み、リスク回避の豪ドル売りは縮小
今週の豪ドル・円は強含み。米国は政策金利の据え置き決定も、年内あと1回の利上げ実施の可能性は消えていないこと、来年は前回予測より高い水準の金利を維持する見通しを示したことを受けてリスク回避の豪ドル売り・円買いが一時優勢となった。しかしながら、米ドル・円相場は週後半に円安方向に振れており、原油先物は底堅い動きを保っていることから、リスク回避の豪ドル売り・円買いは週末前に縮小した。取引レンジ:94円54銭-96円07銭。
■弱含みか、8月消費者物価指数などに注目
来週の豪ドル・円は弱含みか。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は当面据え置きとなる可能性が高まっている。9月27日発表の8月消費者物価指数が市場予想を下回った場合、金利先安観が強まり、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク回避的な豪ドル売り・円買いが強まる可能性がある。
○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・27日:8月消費者物価指数(7月:前年比+4.9%)
・28日:8月小売売上高(7月:前月比+0.5%)
予想レンジ:93円80銭-96円50銭
《FA》