東京株式(前引け)=反発、リバウンド狙いの買いが優勢に
25日前引けの日経平均株価は前営業日比187円92銭高の3万2590円33銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は6億3007万株、売買代金概算は1兆5373億円。値上がり銘柄数は1360、対して値下がり銘柄数は429、変わらずは47銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、主力ハイテク株中心に買いが優勢の地合いとなった。前週末の米国株市場では、FRB高官の相次ぐタカ派的発言を嫌気して売りに押されたが、日経平均株価は前週末まで直近4営業日で1100円以上の下落をみせており、目先自律反発狙いの買いを呼び込んだ。外国為替市場で円安に振れていることも輸出セクターには追い風要因となっている。値上がり銘柄数は全体の74%を占めている。
個別では断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が高く、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など半導体主力株が総じて買い戻されている。ソフトバンクグループ<9984>が堅調、第一三共<4568>は物色人気を集め大幅高に買われた。ダブルスタンダード<3925>が急騰、ラクーンホールディングス<3031>も値を飛ばしている。半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが売られ、川崎汽船<9107>も軟調。トヨタ自動車<7203>も冴えない。アイ・アールジャパンホールディングス<6035>が急落、ダイレクトマーケティングミックス<7354>も大きく売り込まれた。