モーフィックが大幅安 アナリストが「中立」に引き下げ、目標株価も削除=米国株個別
(NY時間10:27)
モーフィック<MORF> 32.03(-4.65 -12.68%)
医薬品のモーフィック<MORF>が大幅安。来月開催される欧州医学学会に先立ち、同社の潰瘍性大腸炎の治療薬候補「MORF-057」に関する追加結果がオンラインに掲載された後、市場には失望感が広がり、先週末に大幅な下げを演じていた。
きょうもその流れが継続している形だが、アナリストが、炎症性腸疾患の主力薬候補の追加結果を受け、投資判断を「中立」に引き下げた。従来の目標株価68ドルも削除した。
アナリストは「MORF-057」の経口治療薬としての利便性は、武田薬品<4502>の「エンティビオ」と同等かそれ以下の有効性であることが証明されるリスクがあるとしている。
【企業概要】
細胞の内と外、両方からの刺激を受容し細胞の機能環境を整える細胞膜であるインテグリンに特化した経口低分子治療薬を、特許技術により研究開発する。免疫・心血管・代謝の慢性疾患、繊維症・癌の治療を目的とする。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美