大光が急反騰、外商やアミカ事業の収益性向上で24年5月期利益予想を上方修正
大光<3160>が急反騰し年初来高値を更新している。25日の取引終了後、24年5月期の連結業績予想について、営業利益を8億2000万円から13億5000万円(前期比77.1%増)へ、純利益を5億5000万円から9億円(同2.1倍)へ上方修正したことが好感されている。
中国による日本産水産物の輸入停止措置を受けて、中国向け輸出販売の見通しが不透明となったものの、外食産業を取り巻く環境の改善に伴い業務用食品の卸売業を行う外商事業や小売業を行うアミカ事業は順調に推移しており、売上高は従来予想の703億円(同8.4%増)を据え置いた。一方、食品価格の値上げに対応し販売価格への転嫁を進めるとともに、業務効率化による人件費の抑制や物流費などの経費抑制に取り組み、外商事業及びアミカ事業の収益性が向上していることが利益を押し上げるとしている。
なお、同時に発表した第1四半期(6~8月)決算は、売上高165億9000万円(前年同期比10.0%増)、営業利益3億100万円(前年同期500万円)、純利益2億100万円(同400万円)だった。