ダウ先物は反発 前日の反動や米国債利回り低下=米国株

市況
2023年9月27日 22時15分

米株価指数先物(12月限)(NY時間08:54)

ダウ先物 33978(+103.00 +0.30%)

S&P500 4331.00(+16.25 +0.37%)

ナスダック100先物 14767.75(+52.75 +0.35%)

米株価指数先物市場でダウ先物、ナスダック100とも反発しており、きょうの米株式市場はとりあえず反発して始まりそうだ。前日が大幅安となったことから、その反動が出ている面や米国債利回りも低下していることが買戻しを支援している。金利上昇が最近の米株式市場を圧迫し、前日のダウ平均は5月以来の200日線割れとなっていた。

FRBが高金利を予想以上に長期化させ、市場のソフトランディング期待にも黄色信号が点灯し始めている。実際、前日の住宅指標を受けて一部からは、「消費者は依然としてインフレと借入コスト上昇の影響を懸念している。住宅ローン金利が上昇するにつれて、住宅活動にも重荷となっている」とのコメントも聞かれた。

半面、「依然として堅調な労働市場や賃金上昇が、10月以降の第4四半期相場に向かうにあたり、一定の支えとなっている」との見方も出ている。

9月相場は季節的に弱いとの経験則があるが、今年もそのアノマリーは成立しそうだ。実際、9月のS&P500は5.2%、ダウ平均は3.2%、ナスダックに至っては7%近く下落している。

10月相場に入ってもボラティリティは続くとの見方もあるようだが、それが覆されるとすれば、決算シーズンが10月中旬に始まるが、それが予想以上に好調であれば、この調整相場は終止符が打たれるかもしれないとの見方も出ている。

コストコ<COST>が前日引け後に決算を発表し、時間外で軟調に推移。決算自体はまずまずの結果ではあったものの、経営陣が会費の値上げに言及しなかったことに若干失望感が出ている模様。

本日は引け後にマイクロン<MU>が6-8月期(第4四半期)決算を発表する予定。

米国債利回り(NY時間09:05)

2年債   5.060(-0.061)

10年債  4.497(-0.039)

30年債  4.632(-0.044)

期待インフレ率  2.322(+0.006)

※期待インフレ率は10年債で算出

(NY時間09:04) 時間外

コストコ<COST> 542.94(-10.02 -1.81%)

アップル<AAPL> 172.84(+0.88 +0.51%)

マイクロソフト<MSFT> 313.56(+1.42 +0.45%)

アマゾン<AMZN> 126.10(+0.12 +0.10%)

アルファベット<GOOG> 129.82(+0.37 +0.29%)

テスラ<TSLA> 244.90(+0.78 +0.32%)

メタ・プラットフォームズ<META> 299.80(+0.84 +0.28%)

AMD<AMD> 96.80(+0.84 +0.88%)

エヌビディア<NVDA> 422.19(+3.08 +0.73%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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