ダウ平均は続落 米国債利回りが上昇に転じ上値重い=米国株前半

市況
2023年9月28日 2時29分

NY株式27日(NY時間13:17)

ダウ平均   33400.58(-218.30 -0.65%)

ナスダック   13011.42(-52.19 -0.40%)

CME日経平均先物 32050(大証終比:-100 -0.31%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。序盤は前日の大幅安からの反動で買いが先行して始まったものの、買いが一巡すると戻り売りに押され、ダウ平均は下げに転じている。下げて始まった米国債利回りがNY時間に入って上昇に転じ、原油相場も一時94ドル付近まで上昇し、昨年来高値を更新したことから、米株式市場は引き続き圧迫されているようだ。

FRBが高金利を予想以上に長期化させ、市場のソフトランディング期待にも黄色信号が点灯し始めている。実際、前日の住宅指標を受けて一部からは、「消費者は依然としてインフレと借入コスト上昇の影響を懸念している。住宅ローン金利が上昇するにつれて、住宅活動にも重荷となっている」とのコメントも聞かれた。

半面、「依然として堅調な労働市場や賃金上昇が、10月以降の第4四半期相場に向かうにあたり、一定の支えとなっている」との見方も出ている。

9月相場は季節的に弱いとの経験則があるが、今年もそのアノマリーは成立しそうだ。実際、9月のS&P500は5.2%、ダウ平均は3.2%、ナスダックに至っては7%近く下落。

10月相場に入ってもボラティリティは続くとの見方もあるようだが、それが覆されるとすれば、決算シーズンが10月中旬に始まるが、それが予想以上に好調であれば、この調整相場は終止符が打たれるかもしれないとの見方も出ている。

エクソンモービル<XOM>やシェブロン<CVX>といったエネルギー株が上昇。NY原油先物市場でWTIが94ドル付近まで急上昇しており、昨年来高値を更新する中で、エネルギー株も買いが続いている。

コストコ<COST>が前日引け後に決算を発表し、経営陣が会費の値上げに言及しなかったことに若干の失望感から売り先行で始まったものの上げに転じている。決算自体がまずまずの内容であったことや、アナリストっが「会費を引き上げなかったことは多少残念だが、いま引き上げないからといって、今後数四半期も引き上げがないというサインにはならない」とのコメントも支援している模様。

本日は引け後にマイクロン<MU>が6-8月期(第4四半期)決算を発表する予定。

コストコ<COST> 559.89(+6.93 +1.25%)

エクソンモービル<XOM> 118.77(+2.36 +2.03%)

シェブロン<CVX> 170.30(+2.50 +1.49%)

SLB<SLB> 60.58(+1.45 +2.45%)

オキシデンタル<OXY> 65.51(+2.36 +3.73%)

マラソン・オイル<MRO> 27.46(+1.17 +4.45%)

ハリバートン<HAL> 41.88(+1.09 +2.67%)

アップル<AAPL> 169.69(-2.27 -1.32%)

マイクロソフト<MSFT> 311.11(-1.03 -0.33%)

アマゾン<AMZN> 124.78(-1.20 -0.95%)

アルファベットC<GOOG> 130.41(+0.96 +0.74%)

テスラ<TSLA> 235.54(-8.58 -3.51%)

メタ・プラットフォームズ<META> 298.73(-0.23 -0.08%)

AMD<AMD> 97.02(+1.06 +1.10%)

エヌビディア<NVDA> 417.74(-1.37 -0.33%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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